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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

男の居場所 投稿日:2014年11月28日

上り坂(9)

誰も期待してくれないとしたら、自分で期待するしかないのだ。

しかし、自分の何に期待すればよいのか。

自分の人生に期待するとして何があるのだろう。

それにつけ思い出すのは、上り坂、下り坂という表現だ。

平均的に考えると、誰にも上り坂と言えるときがあっただろう。

45歳ぐらいまでは疲れ知らずに仕事に打ち込んできた。遊びもやった。

時間をもて遊ぶということは決してなかった。

いくら時間があっても足りなかった。

上り坂を登っているともっと先に頂上があると錯覚するが、案外胸突き八丁のところに頂上があるのかも知れない。

そのとき一番エネルギーを使ったはずだ。

政治と経済 投稿日:2014年11月27日

一票の格差―国会の怠慢

最高裁は26日、昨年7月に実施された参院選挙は「一票の格差」が最大4.77倍だったとして「違憲状態」と断定した。ただし、「違憲」とは判断されず、選挙は無効にならずにすんだ。もし、選挙を無効にすると、政治的に混乱するという判断がなされたのであろう。

ところで、今回の衆院選もこの問題に対して「0増5減」という応急措置をとったまま行われることになった。定数是正を含めて、国会の審議は遅遅として進まない。

国民には犠牲を強いながら、国会議員は知らぬ存ぜぬでは済まされないはずだ。

今回だけは、大胆な改革を実行できる政党に一票を投じたいものだ。

男の居場所 投稿日:2014年11月26日

誰も期待してくれない(8)

人によって違いがあるが、定年から3ヶ月ぐらい経ったところで人は悩み始める。

自分の人生を振り返ると、小さいときは親の期待に、学校に行くと先生の期待に、社会に出ると会社の期待に、家庭を持つと家族の期待に、それぞれ何の疑問も持たず応えてきた。

それが当たり前だった。

したがって、期待は常にあるものだと思って生きてきた。

しかし、定年退職を迎えると、それらのものは無くなってしまうのだ。

男の居場所 投稿日:2014年11月25日

空白の期間(7)

会社に行けば、やるべき仕事が与えられる。

自分とは何者かを考えることもなくある程度快適な時間を過ごすことができた。

しかし、定年後は時間だけたっぷりとあっても、誰もやるべきことを与えてくれないのだ。何をしていいか解らず途方にくれることになる。

そこで気づき始めるのだ。今までの人生は“与えられた人生だった”と。

周囲(会社)の期待に合わせて生きてきたが、その期待がなくなったとき、期待するものは自分自身を置いて他にいない。

自分は自分の人生に何を期待すればいいのだろう?

自分はその時々でベストを尽くして生きてきたつもりだが、所詮自分のやりたいことではなく、他人の期待に応えてきただけにすぎないのだ。

それに気づくことはきついことだが、それなくしては新しい人生は始まらないのだ。

日記 投稿日:2014年11月21日

大義なき解散

安倍総理は唐突にも衆院を解散し、総選挙で安倍政権の政策について国民の信を問うという決断をした。きっかけは、消費税増税後の経済(GDP)が上向かず、アベノミクスが当初見込んでいたストーリーにならなかったことにある。

そのため、来年10月に予定していた再増税を1年半延期するという。アベノミクスの3本の矢で、確実に実施されているのは金融緩和だけで、財政再建を願う黒田日銀総裁はひやひやしながら安倍総理の打つ手を見守っているのではないか。

それに対して野党側は、今選挙をやるときではない。大金を使って大義のない選挙をやるのは、アベノミクスそのものが失敗したからに他ならない、と言ってはばからない。

今日(21日)解散、12月2日公示、14日投票という選挙日程は既定路線になっていた。国民の審判はどう下るのだろう。

日記 投稿日:2014年11月20日

桜島観光

16日夕方鹿児島市に入り次男の家でくつろいだ後、ホテルに移って宿泊。

翌日は朝から小雨が降っていて、観光にはふさわしくない。

それでも桜島だけは見ておきたいということで、フェリーに乗って桜島に渡る。

時間にして約15分位か。

船上からは櫻島の山頂は雲に覆われていて見えない。

どうやら噴煙も出ていないようで、まず桜島ビジターセンターに立ち寄って、映像で噴火の歴史や植物などについて知識を得る。

それから車で島を半周ぐらいしたところで、引返すことにした。

さすがに活火山の島だけあり、道のあちこちにシェルターが設置されていた。

そして、灰置き場があって、そこには灰を入れた黄色いビニール袋が置いてあるのも印象的だった(鹿児島市内にもあった)。

国民宿舎で昼食を取った後フェリーに乗り鹿児島に帰る。その頃には晴れてきて、船上では桜島の全景が見えてきた。噴煙は出ていないで、なかなかの雄姿だ。

日記 投稿日:2014年11月19日

霧島神宮に七五三詣

16日(日)は朝からどんより曇っていて、天気予報(雨)が外れて喜ぶ。

早朝にホテルの裏山にある百年杉が立ち並ぶ小路を散策する。

よく手入れされた空間は荘厳で自然という感覚を呼び覚ましてくれる。

その間、3人の孫たちは大騒ぎしながら着付けと髪結いをしてもらう。

まさに馬子にも衣装である。

準備が整ったところで、ホテルから車で20分ほどのところにある霧島神宮に参拝する。

さすがに神話の故郷に建つ由緒ある神社だけに、多くの着飾った子供たちが家族と一緒に七五三詣のために集まっている。

儀式が済んだところで記念写真。(続く)

日記 投稿日:2014年11月18日

七五三

11月15日(土)、次男の3人の娘が7歳、5歳、3歳になるというので、霧島神宮に七五三詣をするため鹿児島に行くことになった。

天気予報では15日は晴れだが、肝心の16日は雨になるという。

それを心配しながら家を出る。

東京地方は快晴。機内から雪を被った富士山がくっきりと見える。

鹿児島空港も晴れ。

そこでレンタカーを借りて当日泊まる霧島ホテルに直行することになった。

高原を登るにつれて、かえでの紅葉が鮮明な赤に変化していくのがわかる。

そこはもう秋の盛りだ。16:30頃ホテルに着く。

ここは、坂本龍馬が寺田屋事件で負った傷を癒すためにお龍とともに訪れたとされる宿で、玄関ロビーには多くの資料が展示されていた。

夜には、龍馬も入ったとされる硫黄谷温泉に入り、次男家族たちとにぎやかにホテル自慢の料理を食べる。(続く)。

男の居場所 投稿日:2014年11月14日

つかの間の開放感(6)

定年後のしばらくの間、自由になった開放感に浸る。

まったくの自由の身だ。24時間すべてが自分のものとなる。 何をやってもよいのだ。

しかしそれもつかの間のことだ。

定年を境に名詞はなくなり、自分を証明するものは何もない。

自分とは何者だろうという問いかけが始まるのがこの時期だ。

自分だけが頼りだが、現実には頼りない自分がそこにある。

何かをしたいのだが、何をしていいかわからない。

会社に行けば“やるべき仕事”があった。

しかしもう誰も指示してくれる人はいない。

逆に指示してやらせる人もいない。

そのとき、身近にいるのは配偶者だけだが、その配偶者との会話が続かないのだ。

男の居場所 投稿日:2014年11月13日

宙ぶらりん(5)

定年になっても、朝になるといつもの時間帯に目を覚まし起きようとするが、「そうだもう会社に行かなくてもよいのだ」と気づいてまた一眠りすることになる。

起きたときそこには配偶者しかいない。

その配偶者を相手に会社で仲間や部下たちと同じように会話をし、一緒に何かに取り組むことができるだろうか。考えて見れば、結婚以来、同じ目的をもって配偶者と取り組んだことはない。

子どもの教育も配偶者に任せてしまっていた。

配偶者との対話はとりとめのないものになってしまう。

食事の時間も定かではないし、食事時の会話も弾まない。