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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

日記 投稿日:2014年7月31日

人口減少の中の住宅増

「人口が減少する中で住宅は増える」という不可解な現象が続いている。

その結果として、空き家は増加して、820万戸(空家率13.5%)になるという。

少子高齢化の影響は、地方の過疎化を加速させ、地方から大都市への人口の流出は止まらない。

そのため、空き家が増加するという構図が成り立つが、地方に働き場所が出来ない限りこの現象は続くだろう。

しかし、言うは易く行なうは難しい。

農業・林業を魅力ある産業として蘇生させることがこの“解”なのであろう。

TPPをきっかけにして、この議論を加速させて欲しいものだ。

日記 投稿日:2014年7月30日

人を殺してみたかった

長崎・佐世保市の女子高生が同級生を殺害した事件のニュースが、日本中を駆け巡った。

マスコミも連日のように取り上げ、その異常さを際立たせようとやっきになっている。

報道によると、加害者は友人の被害者を金属製の工具で頭を殴り、ひも状のもので首を絞め、遺体の一部を切断したという。

しかも、それらの工具を事前に用意していたというから、計画的な犯行と見ていいのだろう。

そして、取調べに対して、「自分のほうから会いたいと誘った」とか「人を殺してみたかった」と供述しているところを見ると、早くから殺意をもっていたのであろう。

その原因が何か、動機の解明が待たれるが、加害者の心の闇は誰にも解らない。

研修 投稿日:2014年7月29日

「高校生の未来塾」のサポーター研修

先週土曜日(7月26日)に、今年10回目を迎える「高校生のきらめき未来塾」のサポーター会議出席のため大阪に日帰り出張してきた。

今年は全国から77名の高校生が盆明けに淡路島に集まり、4泊5日の合宿研修を行なうことになっている。そのサポーター役として20名の大学生や社会人たちが事前に研修を行なうというのだ。

私の役割は、高校生たちの最後の体験発表が「アファメーション」形式で行なわれることになっているので、事前にサポーターたちにアファメーションのつくり方について教えることであった。

「自分の目標は将来のことだが、それを現在の自分の言葉で表現する」とどうなるか、実際にサポーターたちに作ってもらって発表してもらったが、やはり思うようにはいかなかった。

それでは高校生を指導できない。

そこで宿題を出して、私のところにアファメーションを送ってもらうことにして大阪を発った。

コーチング 投稿日:2014年7月28日

大学での第4回目のコーチング

7月25日(金)に、淑徳大学で社会人対象に4回目のコーチング講座を行った。

テーマは「相乗効果を発揮する」というもので、
コーチングの立場から複数の人が参加する場合の意思決定の仕方のうち、
誰もが納得する方法について講義した。

ところが一般的には、意思決定の仕方は、①多数決、②声が大きい人の意見に従う、③権限を持っている人の意見に従う、④妥協、などによることが多く、とても相乗効果までにいたらないことが多い。

これらの意思決定の場合、全員が納得するということはない。

一見民主的な多数決の場合でも、少数意見は無視されることになる。

そこで、相乗効果とは、1+1>2 
つまり、全体の合計が各部分の和より大きくなることであり、意見の違いを乗り越えて、全員が納得できる意見(第3案)を創り出すことであるとして、実際にロープレで体験してもらった。

参加者は、最初は戸惑っていたようだが、そのうちコツを覚えてもらったようだ。

日記 投稿日:2014年7月25日

中国の食品会社による不祥事

中国上海にある食品会社が期限切れの肉を加工して販売していたというニュースが衝撃をもって伝えられた。

しかもマクドナルドやファミリーマートも同社の商品を輸入していて、日本の消費者がそれを食べていたというのだ。

今のところ被害の届出はないようだが、両社は直ちに同社との取引を中止する談話を発表した。
当然のことだ。

それにしても思い出すのは、2008年に起きた冷凍ギョ-ザ中毒事件だ。

あのときの中国政府は“知らぬ存ぜぬ”を通してうやむやにしようとした。
その不誠実な態度は記憶に新しい。

あの事件を契機に中国はもっと学んでよかったはずだが、取材のマイクに向かって同社の社員が“食べても死なない”と言っているのを見ると恐ろしくなる。

一を以って全てとは言わないが、“国は富めど人心は貧困”というのはいただけない。

季節 投稿日:2014年7月24日

梅雨明け

関東地方も梅雨明けとなり、うだるような暑い夏がやってきた。

明けたとたんに真夏日、猛暑、熱帯夜などの嬉しくない言葉が飛び交うようになった。

熱中症で病院に担ぎ込まれる人の数がうなぎのぼりに増えてきた。

その一方で海の事故も多くなってきた。

それに比例して消費電力も上昇してきた。

今のところは、原発がなくても大丈夫のようだが、
そのうち使用制限を言ってくるのではないか。

消費者は節電に協力しながら、上昇する電力価格に応じ(協力せ)ざるを得ない・・・
割の合わない我慢する夏だと思うと、暑さが一層身にしみる。

研修 投稿日:2014年7月23日

ソフィアグループの軽井沢セミナー(2)

今回の参加者は30名強で、3人の講師が約10名ずつに分かれた3グループに講義をするという形式をとった。

私は「プロジェクトの効果的進め方」というテーマで講義することにした。

内容としては、
プロジェクトチームの編成から終了までに予想される項目(20)を予め書き出し、
プロジェクトをどの順序で行うのが効果的かを①まず一人で考え、
そのあとで②グループになって決めるというものだ。

その結果はどうであったか?

6グループのどのグループも平均よりよくなった。
しかしよく見ると次のようになった。

2グループは一人のメンバーの得点のほうが全体を上回った
(グループは最優秀の得点を超えられなかった)。

そして、残り4グループは、
グループの得点が一人ひとりの得点を上回った。

その結果をもとに、1+1>2(シナジー効果)、
1+1=2(平均化)、
1+1<2(妥協)の違いを解説し、
シナジー効果がでるようなディスカションの持ち方が求められることを話した。

研修 投稿日:2014年7月22日

ソフィアグループの軽井沢セミナー(1)

3連休(7月19日~21日)を利用して、恒例になっているソフィアグループ(代表:宍倉信行氏)の軽井沢研修に参加してきた。

会場は友愛山荘で、1年間で変わっていた施設の点から報告したい。

友愛山荘の敷地内には、2つの施設が目を引いた。

一つは、パオというモンゴルの遊牧民が住む伝統的な移動式の住居で、それが2基庭の木立の間に設置されていた。

中に入ると意外に広く、円形の土間という感じで、映画のセットをしのばせる空間がそこにあった。

そしてこれは中国浄宗学会から寄贈されたものだという。

もう一つは、山荘の敷地内に新しく建設された平屋建ての「友愛ホール」である。

施設はバリアフリーになっており、最新の教育機器を備えていて、50人~60人の研修には格好の場所であった。

私は、ここで3回(各回3時間半)講義を行ってきた(続く)。

日記 投稿日:2014年7月18日

宗教は人を教えるのか?

世界各地で起こっている内戦やテロ行為を見ていると、
その背後に宗教があるということがわかる。

自分たちの信じている宗教だけが救世でき、
それ以外は邪教で抹殺してしかるべきだ、というのだ。

ところが、宗教は人間の救済というのが本来の目的であり、教祖たちは“愛と許し”を訴えたはずだ。

“憎しみと報復”がベースにある現在の争いは宗教の本質からは遠いと言わざるをえない。

このようなことは動物の世界では起こらない。

動物は縄張り争いはするが、そこから片方が出て行ってしまえば、追いかけていって殺すと言うことはしない。

それをするのが人間だ。

「愚かなる者、それは人間だ(ホモ・スツルツス)」と決め付けたのは、かのシャルル・リシェである。

日記 投稿日:2014年7月17日

川内原発の再稼働

原子力規制委員会は16日、九州電力の川内原発1号機、2号機の再稼動にゴーのサインを出した。

昨年7月に施行された新規制基準をクリアした最初の原発である。

九電は今秋の再稼動を目指すが、地元自治体の同意が必要になる。

国内の原発がすべてストップしている中での審査であっただけに、その行方が注目されたが、これで他の原発にも弾みがつくのではないか。

ところで、原発再稼動には反対意見が強いのも事実である。

東電事故の後遺症が残る中で、「稼動ゼロでも電力は賄われているではないか。」として脱原発、卒原発を唱える人が増えているのは事実だ。

一方で、電力料金はじわじわと上昇し、消費者の財布は確実に軽くなっていることは間違いない。

国が再稼動を認めるときは、今後のエネルギー政策について語って欲しいものだ。