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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

日記 投稿日:2015年8月17日

70年談話

8月14日の夕方、安倍首相は戦後70年を迎えるに当たって[70年談話]を発表した。

早くから話題になっていて、どんな内容が盛り込まれるか興味あるものだった。

「我が国は先の大戦での行いに、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた。こうした歴代内閣の立場は今後も揺るぎない。・・・事変、侵略、戦争。武力を国際紛争解決の手段としては二度と用いてはならない。植民地支配から永久に決別。・・・次の世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない。・・・これからは未来志向で積極的平和主義で世界に貢献していく。」

気になっていた4つのキーワードは盛り込まれたものの、回りくどい間接的な表現が目立った談話となった。

安倍首相にとって苦労したあとが読み取れる作品となったが、これではわざわざ談話として発表しなくてもいいのではないか、とも思ってしまう。

日記 投稿日:2015年8月14日

暑い夏

8月8日は立秋。暦の上ではすでに秋に入っているが、一向に涼しくならない。

東京地方では記録的な猛暑が続き、熱中症に罹る人がうなぎのぼりだ。

温度が高いと、急に天候異変が起こり、局地的な豪雨が襲う。

竜巻が発生する。台風もいつもより多く、大型になる。

南海にいるはずのサメが暖流に乗って日本の沿岸にやってきて遊泳禁止になる。

異変は気候ばかりではない。

中国は何の前触れもなく、人民元を3日連続で切り下げた。

変化が常態だといっても、激しすぎるとついていけないこともある。

日記 投稿日:2015年8月13日

電車はガラガラ

昨日(8月12日)あたりから、電車の空席が目立ってきた。

いつも(5時30分頃)だと、やっと座れる程度に空席が見つかるのだが、昨日からはどこに座っていいものかと迷うぐらい空いているのだ。

盆休みの恒例のシーンとはいえ、それだけ東京から地方に向けて人口の移動が起こっているのだ。

高速道路は渋滞し、新幹線も空の便も満席だという。

そんなときこそ、東京にいることが休息になるという人間もいることを忘れて欲しくない。

日記 投稿日:2015年8月12日

第二期原発時代

昨日(8月11日)、九州電力は川内原発1号機を再稼動させた。

9月上旬には営業運転が始まる予定だ。

川内原発が止まって4年ぶりの稼動になる。

東電福島原発の事故が起きて発足した原子力規制委員会が定めた新規制基準(13年7月)をクリアーした本格稼動となる。

規制委員会の審査の基準は高く、現時点で再稼動が見通せる原発は一部にとどまるようだが、今後は少しずつ増えていくだろう。

ただし、原発ゼロの状態でも電力を供給できたことを考えると、安全を最優先にして欲しいことだけは確かだ。

後世の人たちが振り返って、「2011年3月までを原発第一期、それ以降を原発第二期」と位置づけて、東電の事故の教訓が生かされたことを語れる日が来ることを願いたい。

日記 投稿日:2015年8月11日

長崎の平和式典

8月9日(日)、私は70回目を迎えた長崎の平和記念式典を一部始終見て過ごした。

田上市長は「日本国憲法の平和の理念が今、揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている」として安保関連法案の慎重な審議を求めたのに対し、安倍首相は、広島での挨拶で抜けた非核3原則を持ち出し、「日本は、非核3原則を守り、核兵器のないない世界の実現に向け取り組んでいく」とのメッセージを読み上げられた。

率直に言って、心に響かない挨拶となった。

長崎で最も印象に残ったのは、被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げられた谷口さんの挨拶だった。

「私は生き残ったが、この70年間生き地獄を味わい続けてきた。・・・この70年間の間に倒れた多くの仲間の遺志を引き継ぎ、生きている限り、原爆被害の生き証人の一人として、その実相を世界中に語り続けることを誓います」。

一方で、8月6日、9日は何が起こった日か、言い当てられない人が増えているという。

これを風化させないためにも、真実を語り続けなければならない。

日記 投稿日:2015年8月10日

きらめき未来塾(2)

8月7日(金)に「きらめき未来塾」での講演のため、愛知県豊田市にある全トヨタ労連研修センターに行ってきた。

講演のテーマは「アファメーションで未来を切り拓く」であったが、内容は、「夢・希望・目標」で、それらの違いとベクトル合わせすることで、最終的には、目標として昇華させたものをアファメーションとして表現すると言うものである。

高校生たちは、それぞれ真剣になって自分の将来のことに思いを馳せ、なりたい自分をイメージしてアファメーションづくりに取り組んでいた。

最終日にはどんな発表があるか期待したいが、(帰京していて)直接聞けないのは残念だ。

日記 投稿日:2015年8月7日

今日は豊田への移動日

8月7日(金)、今日から3泊4日のスケジュールが組まれている「きらめき未来塾2015」のため、朝から愛知県豊田市に向けて発つことになる。

講義は夕方の90分だが、今から発たないと間に合わないのだ。

昨年までの3年間は淡路島まで行っていたからまだ近くなったが、それでも夏の移動は大変だ。

今年の講義のテーマは「アファメーションで未来を切り拓く!」だが、高校生の皆さんが、この講義のときに書いたアファメーションを最後の決意表明のときにそれぞれが発表することになっている。

今年はどんなものがでてくるか楽しみだ。

日記 投稿日:2015年8月6日

70回目の原爆記念日

また原爆記念日がやってきた。あの日からもう70年になる。

被爆者の高齢化が進み、記念式典に出席する被爆者が少なくなってきたという。

核保有国が増えてきているなかで、それを止められないなら日本も保有していいのではないかという意見も出てこよう。

核を持つ力からすれば、日本は世界で一番近い国である。

しかし、それをすることは被爆国としての責務を放棄することに他ならない。

日本は唯一の被爆国として核廃絶を訴えることができる唯一の国である。

核のない日が来るまで、日本は核廃絶のメッセージを発信し続けなければならない。

それが、原爆で亡くなった人たちへの供養なのだ。

日記 投稿日:2015年8月5日

セミの声

セミの声は、何故か耳の奥に残っていて、聞こえなくなってもしばらく奥から聞こえてくるものだ。

そのセミの鳴き声が、今夏は、郊外で聞けないで、都心で聞いている。

朝、市ヶ谷駅から事務所に行くまではミンミンゼミがうるさいと感じるほど鳴いているが、靖国神社に近づくにつれてアブラゼミの声が混じって合唱になる。

神社の森がセミの格好のすみかになっているのだろう。

夕方になると、今度はアブラゼミの声が聞こえてくるが、朝の勢いはない。

セミの声は、通勤時の楽しみの一つになっている。

日記 投稿日:2015年8月4日

言葉の重み

7月26日に、磯崎首相補佐官が大分市での講演で、「(安全保障環境の変化について)何を考えないといけないのか。法的安定性は関係ない」と発言し、しかも法案成立時期について、「9月中旬までに終わらせたい」と述べた。

これを巡って、昨日(8月3日)の参院特別委員会に参考人と出席して謝罪した。

そして、「軽率な発言により、審議に多大な迷惑をかけたことを関係者に心からお詫びする」と延べ、法案成立時期についての発言についても「極めて不適切であった」と謝罪した。

これに対して、野党から発言内容の追求と辞任要求がでるのも当然のことだ。

同氏は過去にも問題発言を繰り返しているし、首相補佐官としてとどまっていること自体に疑問が残る。前言を翻せばすむことなら、どんな人でも政治家になれる。

政治家にとって「言葉は生命」であって欲しいものだ。