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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

日記 投稿日:2015年8月24日

世界最速は今回もボルト

北京で行われている陸上の世界選手権で、昨日(8月23日)、100mの決勝戦が行われ、ボルト選手(ジャマイカ)が優勝した。

2大会連続3回目の金メダルである。

記録は9.79秒で、2位には100分の1秒差でガトリン(米)が入った。

準決勝までの走りを見ていると、勝てるようには見えなかったが、さすがボルトであった。

それに比べ、ガトリンは余裕をもって走っていた予選、準決勝での記録さえ出せば優勝できたはずだった。しかし勝負の世界ではメンタルな要素が大きく、ボルトはそれに強かったということだ。

それにしても、日本選手が出てこないのは寂しい。

日記 投稿日:2015年8月21日

秋の気配

暑い暑いと思っていたら、お盆過ぎあたりから雲行きが怪しくなってきた。

南洋上では相次いで台風が発生し、勢力を増しながら北上してくる。その影響で、日本列島には低気圧がいすわり、それに向かって暖かい風が吹き付けてくるものだから、局地的に豪雨となる。

そういえば、1年前の8月20日、広島地方に記録的な豪雨が降り、土砂災害で75人が犠牲になった。

天気予報によれば、しばらくは曇りの日が続きそうだが、暑さも和らぎ、確実に秋が近づいてくる。

日記 投稿日:2015年8月20日

「こうのとり」打ち上げの成功

国際宇宙ステーション(ISS)に食料などの物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」5号機を載せたH2Bロケット5号機が19日午後8時50分、種子島宇宙センターから打ち上げられた。

15分後には予定通り地球の周回軌道に乗った。

そして、5日間かけてISSに接近し、油井亀美也さんがロボットアームを使ってドッキングさせる手はずになっている。

しかも、NASAの交信担当者として若田光一さんが支援することになっている。

今回の打ち上げには、世界が注目していた。

ISSの物資補給を行うため、昨年来アメリカで2度、ロシアで1度失敗しており、今回のこうのとりへの期待が高まっていただけに、この成功(ドッキングがあって初めて成功だが)を素直に喜びたい。

日記 投稿日:2015年8月19日

夏休み返上

いつの頃からか忘れてしまったが、私の辞書から「夏休み」が消えてしまった。

お盆のシーズンに学生たちを受け入れてインターンシップをやってきたこともあるが、どうやらその前から休まなくなったようだ。

そのせいか、今年はインターンシップがないから休めるはずだが、休む気になれないのだ。

その代わり、「今日は休日扱い」と決めて出勤し、いつもの仕事をしないで以前から“これをやりたい”と思っていたことに専念することにした。

それは家ではやれないことで、会社という場所でしかできないことだ。

そう決めてやってみると、案外うまくいくものだ。

日記 投稿日:2015年8月18日

70回目の終戦記念日

8月15日は、戦後70年目の終戦記念日だ。

6日には広島に、9日には長崎に原爆が投下され、14日にはポツダム宣言を受け入れて無条件降伏した。

昭和天皇による玉音放送をもって太平洋戦争に終止符が打たれた。

今年は70周年ということで、14日(ポツダム宣言受託日)に安倍首相の70年談話が発表された。

あの戦争で日本は何を守り、何を後世に残そうとしたのかについては語っていない。

それを語ることこそが戦争で亡くなった人たちへの手向けとなるというものだ。

戦後日本は繁栄したが、亡くなった人たちがそのために戦ったのだということに応えているのだろうか。

15日がくるといつもこのことを考えてしまう。

日記 投稿日:2015年8月17日

70年談話

8月14日の夕方、安倍首相は戦後70年を迎えるに当たって[70年談話]を発表した。

早くから話題になっていて、どんな内容が盛り込まれるか興味あるものだった。

「我が国は先の大戦での行いに、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた。こうした歴代内閣の立場は今後も揺るぎない。・・・事変、侵略、戦争。武力を国際紛争解決の手段としては二度と用いてはならない。植民地支配から永久に決別。・・・次の世代に謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない。・・・これからは未来志向で積極的平和主義で世界に貢献していく。」

気になっていた4つのキーワードは盛り込まれたものの、回りくどい間接的な表現が目立った談話となった。

安倍首相にとって苦労したあとが読み取れる作品となったが、これではわざわざ談話として発表しなくてもいいのではないか、とも思ってしまう。

日記 投稿日:2015年8月14日

暑い夏

8月8日は立秋。暦の上ではすでに秋に入っているが、一向に涼しくならない。

東京地方では記録的な猛暑が続き、熱中症に罹る人がうなぎのぼりだ。

温度が高いと、急に天候異変が起こり、局地的な豪雨が襲う。

竜巻が発生する。台風もいつもより多く、大型になる。

南海にいるはずのサメが暖流に乗って日本の沿岸にやってきて遊泳禁止になる。

異変は気候ばかりではない。

中国は何の前触れもなく、人民元を3日連続で切り下げた。

変化が常態だといっても、激しすぎるとついていけないこともある。

日記 投稿日:2015年8月13日

電車はガラガラ

昨日(8月12日)あたりから、電車の空席が目立ってきた。

いつも(5時30分頃)だと、やっと座れる程度に空席が見つかるのだが、昨日からはどこに座っていいものかと迷うぐらい空いているのだ。

盆休みの恒例のシーンとはいえ、それだけ東京から地方に向けて人口の移動が起こっているのだ。

高速道路は渋滞し、新幹線も空の便も満席だという。

そんなときこそ、東京にいることが休息になるという人間もいることを忘れて欲しくない。

日記 投稿日:2015年8月12日

第二期原発時代

昨日(8月11日)、九州電力は川内原発1号機を再稼動させた。

9月上旬には営業運転が始まる予定だ。

川内原発が止まって4年ぶりの稼動になる。

東電福島原発の事故が起きて発足した原子力規制委員会が定めた新規制基準(13年7月)をクリアーした本格稼動となる。

規制委員会の審査の基準は高く、現時点で再稼動が見通せる原発は一部にとどまるようだが、今後は少しずつ増えていくだろう。

ただし、原発ゼロの状態でも電力を供給できたことを考えると、安全を最優先にして欲しいことだけは確かだ。

後世の人たちが振り返って、「2011年3月までを原発第一期、それ以降を原発第二期」と位置づけて、東電の事故の教訓が生かされたことを語れる日が来ることを願いたい。

日記 投稿日:2015年8月11日

長崎の平和式典

8月9日(日)、私は70回目を迎えた長崎の平和記念式典を一部始終見て過ごした。

田上市長は「日本国憲法の平和の理念が今、揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている」として安保関連法案の慎重な審議を求めたのに対し、安倍首相は、広島での挨拶で抜けた非核3原則を持ち出し、「日本は、非核3原則を守り、核兵器のないない世界の実現に向け取り組んでいく」とのメッセージを読み上げられた。

率直に言って、心に響かない挨拶となった。

長崎で最も印象に残ったのは、被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げられた谷口さんの挨拶だった。

「私は生き残ったが、この70年間生き地獄を味わい続けてきた。・・・この70年間の間に倒れた多くの仲間の遺志を引き継ぎ、生きている限り、原爆被害の生き証人の一人として、その実相を世界中に語り続けることを誓います」。

一方で、8月6日、9日は何が起こった日か、言い当てられない人が増えているという。

これを風化させないためにも、真実を語り続けなければならない。