日記 投稿日:2015年7月6日
ギリシャの選択
ギリシャ国民は、EUが追加支援の条件とした財政緊縮策の賛否を問う国民投票でノーに投票した。
事前の世論調査では、賛否が拮抗していて、最終的にはギリシャ国民の良識に期待する楽観論があった。しかし、ギリシャ国民は、期待に反してノーと判断した。
これによって、EU側がどう出るかは予断を許さないが、ギリシャのユーロ圏離脱(中ロに接近)という最悪のシナリオが現実味を帯びてきた。
世界は、これからの展開を固唾を呑んで見守っていることだろう。
日記 投稿日:2015年7月6日
ギリシャ国民は、EUが追加支援の条件とした財政緊縮策の賛否を問う国民投票でノーに投票した。
事前の世論調査では、賛否が拮抗していて、最終的にはギリシャ国民の良識に期待する楽観論があった。しかし、ギリシャ国民は、期待に反してノーと判断した。
これによって、EU側がどう出るかは予断を許さないが、ギリシャのユーロ圏離脱(中ロに接近)という最悪のシナリオが現実味を帯びてきた。
世界は、これからの展開を固唾を呑んで見守っていることだろう。
日記 投稿日:2015年7月3日
最近ある音大に呼ばれて、その学生の就職活動の話を聞く機会があった。
学生たちは専門分野をもっているので、今に至るまで何とかなるだろうと殆ど就活を行っていないのだという。
ところが、世間ではもう就活は終盤に差し掛かっていて、かなりの学生は内々定と称する内定をもらっているのだ。
そして、これから経団連の就職協定に縛られている大企業が始まる。
あと1ヶ月の勝負だ。
どんなに遅くとも、夏休み中には就活は終わると見ていいだろう。
件の音大生たちは就職できるのだろうか。
日記 投稿日:2015年7月2日
ギリシャといえば、古代文明発祥の地として尊敬の念をもって学んだものだが、今のギリシャにはその面影はない。
ギリシャは6月30日、IMFから借りていた15億ユーロの返済ができず、事実上のデフォルトの状態に陥っている。追加融資を依頼してもEU側は、緊縮財政という条件を飲まない限り融資しないと言って突き放している。
チプラス首相は、それならと国民にその是非を問いたいとして5日に国民投票を実施することになった。
その結果がどうであれ、ギリシャは衰退の道を歩まざるをえない。
地上で起きている現在のギリシャの姿を見て、地下に眠るソクラテスやプラトンが嘆いていることだろう。
日記 投稿日:2015年7月1日
6月30日、気象庁は箱根山の大涌谷で小規模な噴火が起こったと発表した。
それに伴って、噴火警戒レベルを2から3に引き上げた。
またこれを受けて箱根町では、大涌谷から1kmの範囲の立ち入りを規制した。
箱根でこのような噴火が起こったのは、約800年前の鎌倉時代にさかのぼるという。
その間、地球の内部でどんなことが起こっていたのだろう。
おそらく、煮えたぎるマグマが水蒸気を発生させ、一定量以上になると、圧力釜のように地表の裂け目をねらって噴き出してくるのだろう。
日本にはこの1年だけでも、御嶽山、桜島、阿蘇山、口永良部島、浅間山など規模の違いはあるが噴火をしている。地下のマグマが怒っているのだろうか。
日記 投稿日:2015年6月30日
喫煙に対する取り組みが厳しくなるにつれ、喫煙者の肩身が狭くなっているのは確かだ。
今朝の通勤時に、西部新宿駅を出た広場でタバコの煙をふかす一団に出会った。
いつもの時間、いつもの場所(喫煙のマークが貼ってある)で彼らはそれぞれタバコを吸っているのだ。その数約20人、うち女性が5人ぐらいで、彼はひたすらタバコを燻らせている。
おそらく、彼らは電車に乗っている間は我慢していて、やっとの思いで吸っているのだろう。
しかも同じ人たちがここでひと時のリラックスムードを味わっているのだ。
側を通り過ぎながら、眺める早朝の風景である。
日記 投稿日:2015年6月29日
6月25日、自民党のある会合で、とんでもない発言があったと報じられ物議を醸している。
主な発言は、次のようなことである。
・「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけて欲しい」
・「本当に沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん。沖縄県人がどう目を覚ますか。あってはいけないことだが、沖縄のどっかの島でも中国にとられてしまえば目を覚ますはずだ」
後者の発言をしたのは議員ではないが、与党議員がこの種の発言をするようでは、日本の将来はない。
安保関連法案を数で押し通そうとする政府・与党の腹の内が読めるような気がする。
その政府は、憲法違反だという憲法学者の意見も無視しようとしている。
今回だけは、サイレントパートナーにはなりたくないものだ。
日記 投稿日:2015年6月26日
気象庁は24日、7-9月間の天気予報を発表した。
それによると、3ヶ月間の気温は、北・東・西日本ではほぼ平年並み、降水量は西・東日本で平年並みか、多い見込みという。
今年の特徴は、エルニーニョ現象時の天候を反映していて、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱く、東・西日本は低気圧や前線の影響を受けやすいのだそうだ。
それかあらぬか、西日本とくに鹿児島ではすでに1000ミリを超える雨が降っており、各地でがけ崩れが起こっている。
ところが、関東地方では曇る日が多いが、雨はそんなに降っていない。
そのため、この時期の花である紫陽花の花が一部枯れていたり、萎れたりして元気がない。
日記 投稿日:2015年6月25日
昨日の試合結果で、阪神がトップに躍り出て(というよりは、上位球団が沈み込んだ)しまった。
今年の阪神と言えば、助っ人の外人選手が予想外の不出来で、そのため打率、防御率、本塁打、盗塁数もリーグ最下位の球団である。
しかも、トップと最下位の差は3.5ゲームしか離れていない。
一昨日には、トップの巨人と阪神が勝率5割で、それ以外の球団は負け越しているのだ。ゼロ・サムゲームとなっていない奇妙な現象が起こっている。
それは、セパ交流戦でセリーグ球団が大きく負け越してしまったことに原因がある。
セリーグでは、どこが優勝してもおかしくない。
せめて、弱いなりに試合を盛り上げて欲しいものだ。
日記 投稿日:2015年6月24日
沖縄では昨日(6月23日)、「戦後70年沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。
70年前のこの日、たくさんの住民を巻き込んだ米軍との激しい戦いに敗れて、組織的な戦闘が終結した。この戦いで県民の4人に1人、日米双方で20万人以上の人が犠牲になった。
その後の沖縄の歴史は米軍基地という重い荷物を背負ったまま今日に至っている。
私はたまたま、池宮彰一郎の書いた578頁の大著「鉄血の島」(万葉舎)を読んだことがある。池宮がこの書で訴えたかったことは「この戦争は、沖縄にとって、また日本にとってどんな意味があったのだろう」ということである。
そして「現在の日本の繁栄は沖縄の犠牲の上に成り立っている」ことを書きたかったのだろうと思っている。
戦後の日本を考えたい人には是非お勧めしたい本である。
日記 投稿日:2015年6月23日
安倍政権は通常国会の会期を9月27日まで延長して、安保関連法案の今国会での成立を目指そうとしている。
しかし、国民はそう賛成しているわけではなさそうだ。
朝日新聞社が最近(20-21日)に行った電話による世論調査によると、安倍内閣の支持率は39%で、前回(5月16-17日)の45%から下落した。
また、安保関連法案への賛否は、賛成が29%に対し、反対は53%であった。
一方、内閣の不支持率は37%(前回は32%)で、支持率(39%)との差はほとんどなくなった。
今回の会期延長で、安倍総理は法案について丁寧に説明すると言っているが、丁寧になればなるほど、矛盾が出てきそうな気がする。