日記 投稿日:2015年6月8日
125万件の年金情報の流出
日本年金機構から約125万件の情報が流出した。発端は外部から送られてきたウイルスメールだった。
同機構の職員が受け取ったメールに添付されたファイルを開いたことで、ウイルスに感染した不正アクセスを許した。
「不審なメールは開けない」というのがこの種の情報を扱っている人の常識だが、機構ではその後も多くの職員が添付ファイルを開けてしまった。驚くほど幼稚でずさんな対応だ。
そういえば、年金機構の前身は「消えた年金」問題を起こした旧社会保険庁だ。しかも、それが起こったのは第一次安倍内閣のときであり、支持率の低下とそのあとの参院選の敗北につながったはずだ。
今回も対応を誤れば、政府不信は避けられず、今後の国会審議に影響を与えることになるのではないか。