日記 投稿日:2015年3月11日
あれから4年(2)
今回の東日本大震災は、私たちに死と再生を突きつけたものと思う。
地震だけならあんなに被害は大きくならなくて済んだ。
そこに大津波が襲ってきて、工場も、家屋も、人も根こそぎ持ち去ってしまった。
それに原発の被害が加わった。東電福島第一原発がメルトダウンを起こし、放射能を撒き散らした。そのために、多くの人々が死の恐怖を体験した。
生き残った人々は、“なぜ自分が”という思いのためになかなか次の行動に移れない。
人は、自分の拠り所を失うと無気力になる。一人で背負うには荷物は重すぎる。
それでも人はその荷物を背負って前に進むしかない。
一歩踏み出すことによってしか道は開けないのだ。