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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

日記 投稿日:2015年1月21日

日本がテロの標的に

中東のイスラム過激派組織「イスラム国」がついに日本を標的にしてきた。

20日、インターネット上に公開された映像によると、刃物をもった覆面の男の脇でひざまずく日本人を前にして、日本を名指しにして「身代金(2億ドル)を払わなければ、72時間以内に殺害する」と警告してきた。

しかも、皮肉にも安倍首相が中東を訪問して、総額2億ドルの人道的な援助を申し出た矢先に要求してきたのだ。

日本が巻き込まれることはないだろうと思っていただけに、衝撃が走ったことは間違いない。その対応次第で日本が本当に欧米先進国と歩調を合わせる国かどうかが問われよう。

それはそれとして、宗教の教義に「人を殺してはならぬ」と付け加えて欲しいものだ。

日記 投稿日:2015年1月20日

スーパーのお菓子につまようじを入れる少年

スーパーのお菓子につまようじを差し込む様子を動画サイトに投稿した少年(19歳)が逃走先で逮捕された。容疑は建造物侵入だという。

少年は取り調べに対し「少年法改正(適用年齢の引き下げ?)のために、まずは有名になり、英雄になる必要があった。」と供述しているという。

罪を軽くさせるためお菓子は自分で持ち込んだようで、過去にも同様の動画サイトに何回となく投稿していた。

マスコミが騒いで事件として取り上げられるのを待ち望んでいたようで、これで彼の目的は達したのだろうか?

こんなことをして、彼は世間の注目を集めることに成功したかも知れないが、自分の人生を台無しにしてしまったことは間違いない。

これからどんな生き方をするのだろう。

日記 投稿日:2015年1月19日

外に敵をつくる(3)

それをなくして、フェアな競争を促したうえで勝負を決する。

外に敵をつくって集団のやる気を引き出すのがスポーツ、特に団体競技である。

そして、スポーツには必ず時間とルールが設定される。

もしそれがなければ、相手に勝つために無制限の戦いが繰り広げられるだろう。

そして、タイムオーバーになれば相手の努力を称えて握手して別れる。

・・・そこにスポーツの面白さがある。

それは人間の脳(前頭連合野)がつくりだしたものだが、人間がお互いに殺しあうことも同じ人間の前頭連合野の働きなのだ。

大脳新皮質の無い動物たちは、同種の争いがあっても、それは縄張り争いで、負けたほうがその縄張りから出て行けば、追っかけていって殺すということはしない。

それをするのは人間だけだ。人間はスポーツのような面白いゲームをつくることもできるが、殺し合うこともできる動物なのだ。

日記 投稿日:2015年1月16日

外に敵をつくる(2)

外に敵をつくれば、内なる集団はまとまって敵と戦って勝とうとする。

相手が強ければ強いほどまとまりは強くなる。

そして、相手を打ち負かすまで戦おうとする。

現在の中東地域における紛争はどうもそのような文脈で見ることができよう。

それは相手をノックアウトするまで続く。終わりの無い復讐の戦いになる。

そこには競争のようなルールはない。そして、その団結を維持するためにスケープゴーツを用意する。つまり、集団内に犠牲者を出し、もし集団のやり方に従わなければ同じような運命が待っているのだと見せ付ける。

いわば恐怖による支配を行うのだ。

財政的な裏付けがあれば、集団は大きくなる一方で、トップの一方的な方針に盲目的に従う集団ができあがるのだ。

日記 投稿日:2015年1月15日

外に敵をつくる

この手法は政治の世界では常識になっている。国内に難問があって、政権に批判の声が上がりそうになると、外に敵をつくって国民の目をそちらに向けさせる。国民はその敵に対して排斥運動を行う。

中国も韓国もこの手をつかって日本に対して言いがかりを言ってくる。

排斥運動の対象になるほうこそいい迷惑だ。

しかし、火の無いところに煙はたたないわけで、過去の清算をきちんとしていないからこそ蒸し返されてしまうのだ。

戦後70年たった今でも指摘されるのはかなわない。

後世の人間はいつまで言われ続けられなければならないのだろう。

日記 投稿日:2015年1月14日

仏でのテロ事件

フランスでのイスラム過激派によるテロ事件で17人が犠牲になった。

その生々しい映像を見ると、この事件がフランスにおける9・11事件と言われるのが解るような気がする。これを受けてパリでは、11日に40カ国以上の首脳が参加した「反テロ行進」が行われた。

フランス全土では370万人が参加したという。

一方で、フランスやドイツではイスラム排斥運動が勢いを増しており、今後どう展開するか予断を許さない状況にある。

国境を越えて資源(人・もの・金・情報等)が動くグローバリズムの動きに対して、国境を守ろうとするナショナリズムのせめぎ合いと見ることもできるだけに、今年は揺れ動く1年になりそうだ。

日記 投稿日:2015年1月13日

今年の成人式

昨日(1月12日)は成人の日で、全国各地で成人式が行われた。

今年の成人式は晴天に恵まれ、晴れ着を着た若い新成人が門出を祝ってもらっていた。

一時期、参加した一部の成人たちが騒ぎを起こすことがあったが、今年はそのようなこともなく、まじめな式典になったようだ。

そんななかで、東日本大震災の被災地では、11日に開催するところが多く、各地に離散している若人たちも故郷に帰って成人式を迎えたようだ。

彼らは、生き残った自分たちが亡くなった人たちの分まで生き、故郷を再建していくのだという決意表明を発信していた。

これからたくましく生きていってほしいものだ。

日記 投稿日:2015年1月9日

厳冬

今年の寒さは格別だ。地球温暖化を疑いたくなるほどだ。

東京にいると寒さだけが身にしみるが、北日本や日本海側の地方では冬型の気圧配置が続き、降雪量は例年の数倍になっているところがある。

そのため、雪下ろしをしていて事故に合うケースが数多く報道されている。

しかも、そのほとんどが高齢者で、ここにも高齢社会の縮図を見るような気がする。

また、空き家が雪の重みで崩壊するということも報じられており、寒々としたニュースが続く。

日記 投稿日:2015年1月8日

原発のない新年

今年も稼動原発がゼロの状態で新年を迎えた。

消費電力は暖房と冷房が必要な夏と冬にピークを迎えるが、ほぼ原発の無い状態で4年になろうとしている。しかも、無理をして節電をしているという話は聞こえてこない。これは原発が無くてもやっていけるということを証明したようなものだ。

そんななかで昨年、原子力規制委員会は川内原発(鹿児島)、高浜原発(福井)にたいして安全基準を満たしているという承認をだした。

これからなし崩し的に認可が下りるものと思われるが、それは化石燃料に頼っている発電を原発に置き換えるということを意味している。

CO2の問題があるにせよ、原油価格が下がり続けるなかで再稼動をどこまで認めるかはまだ議論する余地があるような気がする。

日記 投稿日:2015年1月7日

年明け早々の異変

今年に入っても原油価格の下落が止まらず、5日(日本時間では6日)のニューヨーク市場で一時1バーレル$50を割り込み、約5年8ヶ月ぶりの水準まで下落した。

それにギリシャの政情不安などが重なって、欧米の株価が大幅に下落し、日本でも日経平均は525円安くなった(円高・株安・債券高)。

原油価格の下落にどのような政治力学が働いているかは予断を許さないが、今年の大きなリスク要因になることは間違いない。

イアン・ブレマー氏の言う「Gゼロ」の世界で、アベノミクスが飲み込まれてしまう危険性をはらんだ年明けとなってしまった。