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Old Chairman's Blog 前理事長のブログ

ソフトパーク前理事長・織田善行氏のブログ記事です。
2014年7月から2016年10月までの間に、当法人における思いや信念について織田氏が日々綴ったものです。

日記 投稿日:2015年1月26日

新たな動きがでてきた

安倍首相の中東歴訪中に起こった「イスラム国」による日本人拘束事件は、新たな動きがでてきた。

イスラム国側は、2人の日本人のうち1人を殺害し、残った1人に対して巨額の身代金を取り下げて、ヨルダンで自爆テロ事件を起こそうとして拘束されている女性(ヨルダンで死刑の宣告を受けている)と人質交換しようと呼びかけたのだ。

日本政府は当然のことながらヨルダンに協力依頼したものと思われるが、国内事情があってどうやらそう単純にはいかないようだ。

それでも、ヨルダン政府の対応が今後の焦点になりそうだ。

ボールは第三国に投げられたことになるが、日本の立ち居地をはっきりさせないとまたこのようなことに巻き込まれるような気がする。

日記 投稿日:2015年1月23日

原油価格低下が世界を動かす

原油価格が一向に下げ止まらない。

ここ半年で半分以下に急落して1バーレル当たり50ドルを割り込んでしまった。

この変化は、原油輸出国にはマイナスに、輸入国にはプラスにはたらくと思うのだが、短期的にはそう単純に行かないのが経済の動きだ。

世界中にデフレ懸念が増大し、22日には欧州中央銀行が大規模な量的緩和を決定した。すでに日本では、アベノミクスの一環として打ち出されているが、それでもデフレからの脱却は容易でないということを実証している。

これにより、相対的にドルの信認が強まることが予想されるが、このようなときこそ長期的な視点が必要なのだろう。

日記 投稿日:2015年1月22日

虎の尾を踏んでしまった

いま日本中が固唾を呑んで見守っているのが、イスラム国に捕まっている日本人2人の運命だ。

身代金の支払い期限が迫っている中で、日本政府は外交ルートを通じて情報収集と2人の釈放を働きかけている。

その一方で、イスラム国への軍事介入を行っている欧米に協力を求めているが、その協調関係をアピールすると、かえって過激派組織を刺激することになるのではないか。

彼らはすでに日本を欧米と同列に見ようとしている。

口先だけで、彼らの信用を勝ち取るのは難しくなっているのだ。

いずれにしても、期限は差し迫っている。

日記 投稿日:2015年1月21日

日本がテロの標的に

中東のイスラム過激派組織「イスラム国」がついに日本を標的にしてきた。

20日、インターネット上に公開された映像によると、刃物をもった覆面の男の脇でひざまずく日本人を前にして、日本を名指しにして「身代金(2億ドル)を払わなければ、72時間以内に殺害する」と警告してきた。

しかも、皮肉にも安倍首相が中東を訪問して、総額2億ドルの人道的な援助を申し出た矢先に要求してきたのだ。

日本が巻き込まれることはないだろうと思っていただけに、衝撃が走ったことは間違いない。その対応次第で日本が本当に欧米先進国と歩調を合わせる国かどうかが問われよう。

それはそれとして、宗教の教義に「人を殺してはならぬ」と付け加えて欲しいものだ。

日記 投稿日:2015年1月20日

スーパーのお菓子につまようじを入れる少年

スーパーのお菓子につまようじを差し込む様子を動画サイトに投稿した少年(19歳)が逃走先で逮捕された。容疑は建造物侵入だという。

少年は取り調べに対し「少年法改正(適用年齢の引き下げ?)のために、まずは有名になり、英雄になる必要があった。」と供述しているという。

罪を軽くさせるためお菓子は自分で持ち込んだようで、過去にも同様の動画サイトに何回となく投稿していた。

マスコミが騒いで事件として取り上げられるのを待ち望んでいたようで、これで彼の目的は達したのだろうか?

こんなことをして、彼は世間の注目を集めることに成功したかも知れないが、自分の人生を台無しにしてしまったことは間違いない。

これからどんな生き方をするのだろう。

日記 投稿日:2015年1月19日

外に敵をつくる(3)

それをなくして、フェアな競争を促したうえで勝負を決する。

外に敵をつくって集団のやる気を引き出すのがスポーツ、特に団体競技である。

そして、スポーツには必ず時間とルールが設定される。

もしそれがなければ、相手に勝つために無制限の戦いが繰り広げられるだろう。

そして、タイムオーバーになれば相手の努力を称えて握手して別れる。

・・・そこにスポーツの面白さがある。

それは人間の脳(前頭連合野)がつくりだしたものだが、人間がお互いに殺しあうことも同じ人間の前頭連合野の働きなのだ。

大脳新皮質の無い動物たちは、同種の争いがあっても、それは縄張り争いで、負けたほうがその縄張りから出て行けば、追っかけていって殺すということはしない。

それをするのは人間だけだ。人間はスポーツのような面白いゲームをつくることもできるが、殺し合うこともできる動物なのだ。

日記 投稿日:2015年1月16日

外に敵をつくる(2)

外に敵をつくれば、内なる集団はまとまって敵と戦って勝とうとする。

相手が強ければ強いほどまとまりは強くなる。

そして、相手を打ち負かすまで戦おうとする。

現在の中東地域における紛争はどうもそのような文脈で見ることができよう。

それは相手をノックアウトするまで続く。終わりの無い復讐の戦いになる。

そこには競争のようなルールはない。そして、その団結を維持するためにスケープゴーツを用意する。つまり、集団内に犠牲者を出し、もし集団のやり方に従わなければ同じような運命が待っているのだと見せ付ける。

いわば恐怖による支配を行うのだ。

財政的な裏付けがあれば、集団は大きくなる一方で、トップの一方的な方針に盲目的に従う集団ができあがるのだ。

日記 投稿日:2015年1月15日

外に敵をつくる

この手法は政治の世界では常識になっている。国内に難問があって、政権に批判の声が上がりそうになると、外に敵をつくって国民の目をそちらに向けさせる。国民はその敵に対して排斥運動を行う。

中国も韓国もこの手をつかって日本に対して言いがかりを言ってくる。

排斥運動の対象になるほうこそいい迷惑だ。

しかし、火の無いところに煙はたたないわけで、過去の清算をきちんとしていないからこそ蒸し返されてしまうのだ。

戦後70年たった今でも指摘されるのはかなわない。

後世の人間はいつまで言われ続けられなければならないのだろう。

日記 投稿日:2015年1月14日

仏でのテロ事件

フランスでのイスラム過激派によるテロ事件で17人が犠牲になった。

その生々しい映像を見ると、この事件がフランスにおける9・11事件と言われるのが解るような気がする。これを受けてパリでは、11日に40カ国以上の首脳が参加した「反テロ行進」が行われた。

フランス全土では370万人が参加したという。

一方で、フランスやドイツではイスラム排斥運動が勢いを増しており、今後どう展開するか予断を許さない状況にある。

国境を越えて資源(人・もの・金・情報等)が動くグローバリズムの動きに対して、国境を守ろうとするナショナリズムのせめぎ合いと見ることもできるだけに、今年は揺れ動く1年になりそうだ。

日記 投稿日:2015年1月13日

今年の成人式

昨日(1月12日)は成人の日で、全国各地で成人式が行われた。

今年の成人式は晴天に恵まれ、晴れ着を着た若い新成人が門出を祝ってもらっていた。

一時期、参加した一部の成人たちが騒ぎを起こすことがあったが、今年はそのようなこともなく、まじめな式典になったようだ。

そんななかで、東日本大震災の被災地では、11日に開催するところが多く、各地に離散している若人たちも故郷に帰って成人式を迎えたようだ。

彼らは、生き残った自分たちが亡くなった人たちの分まで生き、故郷を再建していくのだという決意表明を発信していた。

これからたくましく生きていってほしいものだ。